偶然に出会えたレアな鳩ハシブトアオバト Mar 2022

Thick-billed Green Pigeon, Thomson Nature Park

日本に住んでいたころ、カラスと並んで最も身近な野鳥と言える、鳩。小さい頃は首を上下に振って近づいてくる様子が怖くて逃げまわったことを覚えています。どこの公園にも必ずと言っていいほどいましたし、庭に入ってきたことも何度もありました。

そんな鳩ですが、シンガポールでも普通にいます。シンガポールでは、11種類の鳩がみられます(『Birds of Singapore』より)。日本の鳩と同じように地味目の色の鳩もいますし、南国の色を持つ鳩もいます。

MynaとMiyakoが中でも見たい鳩は、

①Jambu Fruit Dove(ボタンバト)

フルーツという可愛い名前を持つ鳩。特にオスは、顔がマゼンタ色をしている。胸のあたりは綺麗なピンクをしている。留鳥だが、ふだんはあまり人前に出てこない。

Singapore Bird Project さんからお借りしました。とても綺麗な鳩です。

②Thick-billed Green Pigeon(ハシブトアオバト)

アイラインが広めなのがオスメスともに特徴。羽の下側の模様が黄色と黒のコントラストになっている。クチバシの根元が赤い。

どちらも『Uncommon Resident』でしたが、やっとThick-billed Green Pigeonことハシブトアオバトに出会えました!ほかの鳩と混ざって、高い木の上で一晩過ごしたようです。これを撮ったのは夜明け間もなくでした。

上に書いたとおり、目の回りがサンコウチョウのように縁取りされてるのが特徴です。鳩といえばドバトのイメージが強い人もいると思いますが、このように美しい鳩もいます。ちなみに食性は果物が中心。

東南アジア、インド、中国とアジアのみに生息し、アジア圏でしか見れません。生息数も決して多くなく絶滅が懸念されている種となります。

ちなみに手前がメス、奥がオスです。雌雄の違いは、羽上部がグリーン(抹茶色)がメス、赤茶色がオスです。鳥類は雌雄ペアで動きますが、これは特に仲良しですね。

お団子状態ですが、羽の色が緑と茶色で異なっているのが、わかります。

一度は出会いたい鳩だったので嬉しい!いよいよ残るはFruit Doveです!

場所は下記の黒丸。公園の入り口を背にして左側の高い木に居ました~