Grey-faced Buzzard
2019年、シンガポールに来る少し前に『国際サシバサミット』が栃木県市貝町で開かれていました。行きたかったのですが、引っ越しの準備や諸々の手続きがあり、泣く泣く断念した記憶があります。
そんなサシバですが、小さいタカと言われていて、越冬のために東南アジアまで飛んでくるのですよね。代表地はフィリピンですが、マレーシアでも観察されているようです。(それならばもう少しだけ足を伸ばしてシンガポールまで来てほしい、と思って簡単に調べてみたら、毎年ではありませんが飛来していました。)フィリピンでは最近まで密猟が行われ、その他自然環境の変化などもあり数が激減しているそうです。もちろん絶滅危惧種です。
今まで日本でサシバをきちんと見たことがありませんでしたが、実家のすぐ近くの電柱に停まっていました!!奇跡!!
じゃーーーん!!サシバです!!まさか電柱に停まっているとは。。。電柱に停まっているのはトビかノスリが多いので、嬉しい誤算です。
朝早かったので、獲物を探していたんだと思います。電柱には糞の痕も見られるので、もしかしたらお気に入りの電柱なのかな?
あ、目が合った。凛々しい。目つきはさすが鋭い。ついでにかぎ爪も鋭い。
ギリギリまで近づいてみました。この個体はオスなのかメスなのか。。。顔の灰色が薄いのがメス、だそうですが、よくわかりません(^_^;)
近づきすぎて、近くの木に飛ばれてしまいました。明らかに警戒中。
もしかしたら若鳥でしょうか?喉元の線がはっきりしていないのと、胸のあたりの茶色部分がまだ出てきていないような。。。
この個体とは、この日にしか会えませんでしたが、サシバの行動範囲は狭いらしいので(約500m圏内だそう)、実家近くの巣で育ったのかもしれないと思うと嬉しくなりました。もしかしたらシンガポールに来るかもしれないし、元気に過ごしてほしいと思いました。
↓こちらはシンガポールで観察したサシバ。渡りするだけあって成鳥で色合いが異なるようです