Himalayan Griffon Vulture & Cinereous Vulture , Singapore Botanic gardens
今日で2021年が終わります。コロナ禍ではありますが、安全を確保しながらシンガポールで探鳥活動ができたこと、私たちにとっては良い思い出となりました。人見知りな二人ですが、探鳥を通じてローカル、また日本人バーダーさんとやり取りができるまでになったことが今年一番の嬉しい出来事でした。皆さまはいかがでしたか?私たちにかかわってくださった皆さん、心身ともに健康でありますように心から願っております。来年も大きくは変わらない私たちのブログ、どうぞよろしくお願いいたします(*^^*)
さて、今年のシンガポールは、色んな、レアな野鳥が来てくれたなあと振り返っていたら、年末ぎりぎりで超ビッグニュースが!!!!ヒマラヤハゲワシとクロハゲワシが、シンガポールに迷い込んだとのこと!!!本来はチベット、中南米や中国にいて、移動してインドやタイで越冬するはずが、1000キロも南下を続けてシンガポールまできたとのこと。迷いすぎだと思う・・・(笑)
情報を聞いたときは外食中で動きがとれず、翌日まで居る事を祈ってました。シンガポール島内、ジュロンやらパシリスなど何か所か回ってから、ボタニックガーデン駐車場付近に落ち着いたとの事でした。
ハゲワシなんて人生でたった一度、ケアンズでカンガルーの轢死体をついばんでいたのを見たっきりです。嫌でも期待が高まります。夜中のうちに出発しないでくれ・・・祈るような気持ちで夜を明かしました。
翌朝、7時頃にLearning Forestへ。駐車場は既にバーダーさんたちの車でいっぱい、目的地の橋は人であふれていました。なんとか場所をみつけて探すと、居ました!!!遠い!!!
200メートル位先の高い枯れ木に、上から3羽がヒマラヤハゲワシ、下1羽がクロハゲワシです。一本の木に寄り添うようにして停まっていました。体長は翼を広げると3メートル、通常で1メートル少々、体重は10キロと極めて大きいサイズにも関わらず、小さくしか見えない。。。とはいえ、シンガポールには不釣り合いともいえるサイズと存在感がレア度を引き上げ、感動です。
寝ているのか、疲れているのか、なかなか4羽とも動かずしばらく待っていると、公園管理官がやってきました。橋をSafe Distanceのために立入禁止にするので退去を求められてしまいました。仕方がありません。
ここから、より近くで見えるスポットを探しに公園内を放浪~、ローカルバーダーさんにアドバイスをいただきながら、撮影しました。
なんとか近寄れるスポットを見つけました。羽の柄が独特なのと、肩が盛り上がっててコートを着ているみたいです。確定情報ではないのですが、この独特の柄だと幼鳥だとの話も。。。もしかしたら初めて長距離を移動しているのかもしれません。映画『DEATH NOTE』のキャラになんか似てますね。
たまにストレッチをしていました。かっこいい。
上、ヒマラヤハゲワシ。下、クロハゲワシ。全部で6羽いて、みんなでほぼ一斉に飛んでいきました。
クロハゲワシが飛んだところ。存在感がありすぎます。ゆっくり旋回しながら飛んで行ったので、飛翔姿を撮るのが苦手な私たちでもなんとかブログにアップできる写真が撮れました。嬉しい(^^♪
クロハゲワシは、顔がとぼけた感じで愛嬌がありますね。首も普通の長さです。この時まあまあ近くを飛んだのですが、でかかった!!!ウリ坊位なら簡単に捕まえられますね、多分。
このクロハゲワシ、ドラマチックなことがありました。ボタニックガーデンをみんなで飛び去った後に、別の公園に不時着して公園管理官により保護されました。どうも空腹と疲れにより、飛行が困難になったのではとのこと。おそらくですが、シンガポールには腐肉がないに等しいので、エサが探せなかったんだと思います(T_T)元気になったら、Jurong Bird Parkで公開される可能性があるそうで、そのようなことがあったらぜひ会いに行きたいです。素敵な2021年の締めくくりとなりました!(^^)!
クロハゲワシの記事はコチラ(The Straight Times)↓
Mothership↓
https://mothership.sg/2021/12/cinereous-vulture-farrer-road/
Mothershipの、二種類のハゲワシを書いた記事↓
https://mothership.sg/2021/12/cinereous-vulture-singapore-botanic-gardens/