タンココ自然保護区哺乳類① スラウェシメガネザル Sep 2024

Sulawesi Tarsius

タンココ自然保護区について旅行前に調べていた時、必ず出てくるのが『タルシウス』でした。聞き覚えがあまりない単語ですが、世界最小の霊長類で手のひらサイズのメガネザルのことです。この小さなメガネザルを見学できるツアーが大人気らしく、ツアーの時間帯になると本当にたくさんの人たちが集まってきました。

というわけで、このタルシウスはスラウェシのアイコンで、空港ではヌイグルミなども売っていました。可愛かったのですが、買うほどではなかったです。。。

私たちは野鳥も好きですが生き物も好きなので、探鳥帰りにガイドさんに連れていってもらいました。17時過ぎ、夕方以降に活動が活発になるそうです。それまではとある巨木の洞に入り込んで寝ているそうです。私たちが行った時も、他に身に来ていた人たちが100人弱位かな、いました。大人気です。

ガイドさんたちの何人かが洞の中にメガネザルがいることを確認し、しばらく待っていると甲高いキーキー声のようなものが聞こえてきました。どうやら声の主がメガネザルのようです。声が一瞬止むと、出てきました!!

小さい!! 

α1の高感度をガンガンにあげて撮影しました。スマホだと綺麗に撮るのは無理ですね。。。

警戒しているようで警戒していないような感じでした。毎日大勢の人間が来ているので慣れてしまったのかもしれません。

片方の眼球だけでも自身の脳とおなじくらいの重さがありますが、眼球はほとんど動かすことができません。しかし、頭全体をうごかして、真後ろを見ることもできます。夜になると、長い足をつかって、垂直に伸びた樹枝から樹枝へと飛びまわりながらえさを探します。また、昼間も樹にしがみついたまま休息します。尾はうろこ状の皮膚におおわれていて、原始的な特徴を残しています。ペアや家族で行動し、そのむすびつきは他の種よりも強いといわれています。

東京ズーネット『どうぶつ図鑑』より引用

↑とあるように、たしかに複数のメガネザルが同じ木の洞にいました。小さすぎて親子の区別、雌雄の区別全くできませんでしたがおそらく家族なんでしょう。この特徴的な大きな目ですが、動かすことができないそうで、代わりに首を180度くらいまわすことができるんだとか。フクロウに似ていますね。

疲れた体に鞭打って保護区の奥まで行った甲斐がありました!!